はすの会に参加されている皆様、その後いかがお過ごしでしょうか。
いま桜が満開の時期ですが、コロナ禍のため花見の自粛要請が出されています。皆様のように大切な家族を亡くした方にとっては、いろいろな事が想い出されてとてもつらい季節ではないでしょうか。
そのような悲しみやさびしさや不安などを抱えながら毎日をつらい思いで生活されていることでしょう。そしてようやく「はすの会」での出会いを体験し、「私、一人ではなかった」というような体験や本音を吐き出すことで、心の変化に気付かれ、心のより所と思ってくださる方もいらっしゃるかもしれません。
このような皆様にとって「分かち合い」は本当に大事な出会いの場なのですが、コロナの感染者が急増し、また開催が難しくなってきました。参加者のお互いの感染防止のため、私たちスッタフも残念なのですが一時中止せざるを得なくなりました。
目に見えない「コロナウイルス」は人と人との距離を取らざるを得ない状況をもたらしました。私たちは今、親しい人であっても「感染しているかもしれない」と、互いに「不安や心配」を感じて接しなければならないようなところまで追いつめられています。
しかし、これまでのコロナ禍を体験する中で改めて気づかされたことは、私たちが抱えている「死別の悲しみ」は、同じような体験をした者同士が「じかに出会い」膝を交えるようにして「分かち合う」ことがどれだけ大切かと再認識させられたということです。
いま、第4波が始まっていると言われています。またワクチン接種はまだまだ期間を要するようです。これから先の見通しは決して楽観できるものではありません。しかし再開できる日が必ず来ます。それまで皆様にとってはつらい日々が続くでしょうが、どうぞ踏みとどまっていてください。
次会での再会をスッタフ一同心からお待ちしています。(F.Y.)