2012年4月25日 産経新聞掲載記事

はすの会 新聞記事20120425

JR脱線7年 きょう追悼のつどい

遺族ら「はすの会」 心の傷支え合う

平成17年4月に兵庫県尼崎市で乗客106人が死亡、500人以上が負傷したJR福知山千脱線事故は25日、発生から丸7年を迎える。午前9時ごろからJR西日本主催の追悼慰霊式が尼崎のアルカイックホールで開かれ、事故発生時刻の午前9時18分に黙禱をささげる。午後からは遺族らが同ホールで「追悼と安全のつどい」を開き、JRに死の安全対策を点検・検証する第三者機関の必要性を訴える。

事故の遺族らは7年間、突然肉親を失った苦しみと向き合い続けてきた。大学1年の次女=当時(18)=を亡くした兵庫県宝塚市の夫婦は3月、家族を失った人の悲しみを受け止める「はすの会」を立ち上げ、「他の遺族の役に立ちたい」と願う。

事故の刑事責任をめぐっては、業務上過失致死傷罪で唯一、神戸地検に起訴されたJR西の山崎正夫前社長(68)に対する無罪判決が1月に確定した。同罪で検察審査会に強制起訴された元相談役、井手正敬被告(77)ら歴代3社長の初公判は7月に予定され、全員が無罪主張の方針を示している。

 

 

2012年3月 はすの会東大阪設立 読売新聞記事より

※2012年3月3日 読売新聞朝刊より

hasunokai-setsuritsu

家族失った人支えたい

JR脱線事故の遺族夫婦(宝塚)ら

あす団体設立

JR福知山線脱線事故で次女(当時18歳)を亡くした宝塚市の夫婦らが4日、家族を失った人を支える「グリーフケアワーカー」として支援グループ「はすの会」を設立、大阪府東大阪市で相談業務を始める。夫婦は大学の養成講座でケアに必要な専門知識を学んでおり、「少しでも多くの人の力になりたい」と話している。

グループをつくるのは事故で大学1年の次女を失った元会社役員の夫(62)と専業主婦の妻(57)ら。2005年の事故後、「話題にすると家が暗くなる」と気持ちを口に出さず、心にしまい込んでいたが、07年夏にグリーフケアの専門家、高木慶子さんとの出会いをきっかけに、09年か春から尼崎市の聖トマス大「日本グリーフケア研究所」(現・上智大グリーフケア研究所)の養成講座に通い始めた。

夫婦で2年間、臨床心理学や宗教別の死生観、ボランティア論を学び、病院や福祉施設での傾聴ボランティア実習も体験。妻はさらに専門コースで、終末期医療の患者らを相手に、より実践的な研修を積んだ。

会の結成は、共に講座で学んだ東大阪市の元中学校教諭・山下文夫さん(68)ら4人で「知識を社会に還元したい」と決意。「誰でも来やすい場所に」と、同市立青少年女性センター※で相談を受け付ける。

夫婦は「娘を亡くして初めて、家族を失って苦しむ人の多さを知った。悲しみにうちひしがれて苦しむ人と一緒に、少しずつ前に進んでいきたい」と話す。

相談会は原則第1日曜日に開催。参加費500円。

 

 

※2019年現在は会場が変更になっております。現在は東大阪市立市民多目的センターにて第1日曜日に開催しておりますのでご注意ください。

 

 

ご挨拶

はすの会は、ご家族を亡くして悲嘆の中にある方が同じような体験をした人たちと出会い、その悲しみ、苦しみ、寂しさや怒りなどを語り合う会です。その中でお一人お一人が何か大切なものを見つけて少しでも心が軽くなることを願って2012年3月に設立しました。あなたもその重荷をしばらくおろしてみませんか?

人の一生は「喪失体験の一生」と言われています。その喪失の中でも最も辛いのは愛する人の喪失ではないでしょうか。「なぜ?」「どうして?」という疑問や怒り、生き残っている罪責感などを抱え、「このような悲しみが他人にわかるはずがない」との思いから、つい孤立してしまう方々も少なくありません。

今あなたが抱えておられる悲しみや怒りや不安などを一人で悩むのではなく、あなたと同じような体験をされた方々と出会い、今のお気持ちをお話になってみませんか?その出会いの中で少しでも心が軽くなって、何か大切なものを見つけることができるかもしれません。

遺族会 はすの会のHPをリニューアルしました

遺族会はすの会のHPをリニューアルしました。

分かち合いの会についての問いあわせは以下のメールアドレスまたは電話で承っております。

■問い合わせ
メール:hasuno-kai@hasuno-kai.org
電話:080-8318-7933

活動予定 東大阪 2019年度

活動予定 神戸 2019年度

 

はすの会は2012年3月、上智大学グリーフケア研究所修了生によって設立されました。

JR西日本あんしん社会財団からの助成金で運営されています。※2019年現在

東大阪 2019年度 予定

「はすの会」東大阪 活動予定

■問い合わせ
メール:hasuno-kai@hasuno-kai.org
電話:080-8318-7933

■ 日 時
毎月第一日曜日(原則として)
午後1時~2時半・・・お子様をなくされた方
午後3時~4時半・・・ご家族をなくされた方

■ 場 所
東大阪市立市民多目的センター

地図(東大阪市立市民多目的センター)

■ 住 所
大阪府東大阪市高井田元町1丁目2-13

■ 交 通
JRおおさか東線「JR河内永和」駅、
近鉄奈良線「JR河内永和」駅下車、徒歩2分

■ 参加費
500円

■ その他
予約の必要はありません。直接会場へお越しください。
開催変更などのお知らせは東大阪市市民活動情報サイト「スクラムはーと」
をご覧下さい。

「はすの会」東大阪 年間予定日のご案内
2019年度
曜日
■ 4月 7日
(第一日曜日)
■ 5月 5日
(第一日曜日)
■ 6月 2日
(第一日曜日)
■ 7月 7日
(第一日曜日)
■ 8月 4日
(第一日曜日)
■ 9月 1日
(第一日曜日)
■ 10月 6日
(第一日曜日)
■ 11月 3日
(第一日曜日)
■ 12月 1日
(第一日曜日)

2020年
■ 1月

■ 2月 2日
(第一日曜日)
■ 3月 1日
(第一日曜日)

会のきまり
・ご遺族の方ならどなたでもご参加頂けます。
・喪失悲嘆の心のケアのみを目的とします。
・特定の政治・宗教・営業活動は認めません。
・個人情報の守秘義務は必ず守り、参加者個人の詮索はしません。
・プライバシーは守られ、匿名での参加もできます。
お願い
・この場ではなされたことは、他の所では口外しないで下さい。
・他の方は話されている時は、傾聴しましょう。
・皆様のお話を充分に聴くために、ときには、ファシリテイターが、お話を中断することがありますのでご了承ください。

神戸 2019年度 予定

■問い合わせ
メール:hasuno-kai@hasuno-kai.org
電話:080-8318-7933

■ 日 時
毎月第四日曜日(原則として)
13:30~14:50・・・お子さまを亡くされたご遺族
自死で亡くされたご遺族
15:10~16:30・・・ご家族を亡くされたご遺族

■ 場 所
芦屋市民センター 本館内

地図 芦屋市民センター

■ 住 所
兵庫県芦屋市業平町8番24号

「はすの会」神戸 年間予定日のご案内
2019年
曜日
■ 4月28日
(第四日曜日)
■ 5月26日
(第四日曜日)
■ 6月23日
(第四日曜日)
■ 7月28日
(第四日曜日)
■ 8月25日
(第四日曜日)
■ 9月22日
(第四日曜日)
■ 10月27日
(第四日曜日)
■ 11月24日
(第四日曜日)
■ 12月22日
(第四日曜日)

2020年
■1月26日
(第四日曜日)
■2月23日
(第四日曜日)
■3月24日
(第四日曜日)

会のきまり
・ご遺族の方ならどなたでもご参加頂けます。
・喪失悲嘆の心のケアのみを目的とします。
・特定の政治・宗教・営業活動は認めません。
・個人情報の守秘義務は必ず守り、参加者個人の詮索はしません。
・プライバシーは守られ、匿名での参加もできます。
お願い
・この場ではなされたことは、他の所では口外しないで下さい。
・他の方は話されている時は、傾聴しましょう。
・皆様のお話を充分に聴くために、ときには、ファシリテイターが、お話を中断することがありますのでご了承ください。

「はすの会」神戸 付近案内図

地図(芦屋市民センターへのリンク)

地図 芦屋市民センター

住所 兵庫県芦屋市業平町8番24号    電話番号 0797-31-4995

電車をご利用のかた
JR「芦屋」駅より改札口を南に出て、西へ徒歩約7分
阪急電車「芦屋川」駅より改札口を南に出て、南へ徒歩約7分
阪神電車「芦屋」駅より改札口を北に出て、北へ徒歩約8分

バスをご利用のかた
阪急バス「業平橋」下車後、北へ徒歩約3分
阪神バス「芦屋川」下車後、北へ徒歩約1分

車(高速道路)をご利用のかた
阪神高速3号神戸線(国道43号線に繋がります。)
大阪方面からは「芦屋」出口で下りてください。
神戸方面からは「深江」出口で下りてください。

 

スピリチュアルケア師

【スピリチュアルケア師】
2013年9月、日本で最初の「スピリチュアルケア師」が誕生しました。
「スピリチュアルケア師」とは、ご家族や愛する方を亡くされた方、又、ご本人が死と向き合い悲嘆の中にある方などをケアする専門家です。

全人的にその方のあるがままを受け入れ支えていくケアをすることを目指しています。従ってスピリチュアルケア師には、あらゆる分野での理論的な学びと共に、実践の場における厳しい研鑽が要求されます。

米国を始め全世界ではスピリチュアルケアを行う資格を有する者が活躍していますが、この度日本では初めて「日本スピリチュアルケア学会」が資格として認定します。

第1回の資格認定では100名ほどが認定され、この後毎年認定者が生まれ活躍の場が広がっていくことと思います。
「はすの会」からは2名が「スピリチュアルケア師(専門)」として認定されました。これは実に意義深いことだと思います。(N)

水のこころ

【水のこころ】
暑い毎日が続き、水が恋しい季節ですね、
詩人・高田敏子さんの『水のこころ』という詩をご存じでしょうか?
小学校5年生の国語の教科書に掲載されています。

水のこころ
高田敏子

水は つかめません
水は すくうのです
指をぴったりつけて
そおっと 大切に──

水は つかめません
水は つつむのです
二つの手の中に
そおっと 大切に──

水のこころ も
人のこころ も

「水」も「こころ」も掴むのではなく、そっと大切にすくい、つつむものと詠っています。優しさと愛おしさ、そして大切な方への思いを一滴もこぼさないように手の中にしまっておきたい気持ちが感じられます。
私たち「はすの会」のスタッフも、旅立たれた方を思うこころを大切に寄りそっていきたいと思います。(M)

あじさいの花があちこちに見受けられる季節になりました

【あじさいの花があちこちに見受けられる季節になりました】

梅雨のじめじめ、むしむしでなんとなく心と身体も重い・・・。
どんな雨の日でも、もちろん晴れた日でも第一日曜日、いつでも私たちはあなたをお待ちしております。

次回、7月は七夕の日ですね。早いもので今年も半年を過ぎようとしていることに今気づきました。夏ももう目の前・・。ぼちぼち冷たいお飲物も用意をしようと思っています・・・。(W)

それでも私たちは、立ち上がる力を秘めています

【それでも私たちは、立ち上がる力を秘めています】

遺族会でよく「神も仏もあるものか」という、大いなるものへの怒りや疑問が出されることがあります。参加者の多くの人が、その言葉に共感する場面も少なくありません。

また「この悲しみは、体験した人でないと分からないと思います」、「いちばん分かってほしい家族が分かってくれないのです」、「この悲しみを言い表す言葉はないと思います」等と、これまでの孤独にについて話される遺族もおられます。

「こんな悲しみを抱えながら、皆さんはどのようい生きておられるのか知りたいと思って参加しました」と、朝になって目が覚めて今日もあの人のいない一日が始まる苦しさを話されることもあります。また、「いま私は人生のどん底、地獄、生き地獄のようなところに身を置いているように感じています」と言われることもあります。

このような遺族の方々は、どのように変わっていかれるのでしょうか。「遺族会」での分かち合いで、同じような悲しみを体験している方々に会うことができます。そこで「このように悲しみ、苦しんでいる人が私以外にも居るのだ」ということが分かります。

同じ喪失体験をしている人達同士だから、あなたの気持ちを受け止めてくれる場となるでしょう。自分の本音が出せる、自分が一番言いたかった気持ちが出せる場となるでしょう。

私たち遺族会の世話人は、何年も遺族会に参加する方々を支えながら、会を離れて「卒業」していく方々を見てきました。その方々を振り返ってみると、亡き人の悲しみを抱えながらも新しい人生を歩み始めています。

愛する人の想い出を消してしまうのではなく、乗り越えるのでもなく、死別の悲しみを抱えながら生きなおしているように見えます。どんな状況にあっても立ち上がっていく、そんな素晴らしい秘めた力を私たちは持っているようです。

遺族会に参加するまでは、勇気がいります。どうか勇気をもって、一歩を踏み出してください。あなたが本来持っている「秘めた力を持ったあなた」に出会えることでしょう。(F)