15年が経った今思うこと

今日2020年4月30日、ゴールデンウイークが昨日から始まりました。例年なら多くの人が外出して休日を楽しむのでしょうが今年は違います。しかし身内を失った方々の思いはどうでしょうか?もともとゴールデンウイークなどは眼中になく、もしかしたらコロナウイルスの感染拡大のことも少し上の空かもしれませんね。

私は2005年の福知山線事故で18歳の娘を亡くし、15年が経ちました。今年の慰霊式は中止になりましたが、その日我が家は事故現場に行き拝んできました。我が家以外には一組いただけで、あとはJR西の役員、社員でしたので、ざわざわせず、ゆっくりとすごせました。思うことがたくさんありますがその一部を語りたいと思います。

・悲しみとどう付き合うか、つまり、苦しすぎてそこから逃れようとするのか、どっぷりと悲しみにつかるのか、そんな選択を行ったり来たりしてきましたが、結局は否が応でも付き合わざるを得ないということだと思います。逃れられないのは逃れられないほど愛情が深いからだと思います。ですから苦しくてもその苦しみの深さと付き合うことそのものが喜びになっている自分を発見します。

・死後のこと。ある説では、どんなに考えても死後の世界を知っている人はいないし、わからないのだからそのことを考えることをやめる、というものがあります。でもこの考えはどうも死後のことを掘り下げるという問題に対して、考えずにあきらめるということで、放棄でもあり、それが正しい答えのようで、ずるいように思いますが、それもありなのかとも思います。私の思いは死後のことはわからないのだが、私が死んだらきっと娘と会えると思っています。私の両親はかなり前に亡くなっていますが、よく彼らに娘をよろしくとお墓で言います。また亡くなった知人には娘がいるから仲良くねと拝んだりします。

以上ひとつひとつのことをもっと掘り下げて述べたかったのですが、重く読みにくくなってもいけませんのでこの辺にしておきます。(N.S)

抵抗力をつけるために歩きませんか

新型コロナウイルスの感染が収まらない状況ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。極力外出を避けるようにとの要請が出されています。しかし、自宅にこもっては体力も落ちてきます。
現在「抵抗力」が大事だと言われ、睡眠、バランスの取れた食事、ストレスをためない生活、適度な運動など、生活上注意する事が喚起されています。
悲しみの最中にあるご遺族は、特に抵抗力が落ちると言われますので、どうぞ十分気をつけてください。
しかし、以前の生活を取り戻すことさえ難しい皆様にとって「抵抗力」をつけることは容易な事ではありません。

そこで提案ですが…
*1*
どうしても買い物に行かなければなりません。その時少し余裕をもって『遠回り』して買い物してみませんか。
その時歩いた時間を暦とか日記・メモ帳に【買い物30分】と記入しておくことをお勧めします。
散歩ができそうな方は人通りの少ないコースを探して、
【郵便局コース:20分】
【淀川コース:30分】と記録しておきます。
いいコースがみつかったら、歩く速度を無理ない程度で速めて、時間を少し短縮できるようにしてみましょう。そして外出の際は、必ずマスクを着用してください。

*2*
最近、テレビでいろいろな体操や補強運動が紹介されています。軽いものでもいいですからやってみませんか。そうすることで、食欲もわくかもしれません。
睡眠も少しとれるような変化がみられるようになるかもしれません。
食事はバランスというより、食べたいものを食べましょう。

現在遺族会の会場が閉鎖されて、いつになったら開会できるのかと思っています。私たちスタッフもこのような体験は初めてです。分かち合いの皆さまと会えない中、どのようにして暮らしておられるのでしょうか。
いつかは会える時が必ずきます。その時は、どのようにして生活されてきたか、ぜひお話しください。教えてください。
いま、本当に大変な時ですが、踏ん張ってこの時をともに耐えていきましょう。(F.Y.)

今春は…

今春は、花見の宴は開かれず、桜の花は人知れず咲き散っていくのでしょうか。古今和歌集に次のような紀貫之の歌があります。

「さくら花 散りぬる風の なごりには 水なき空に 波ぞ立ちける」

桜の花びらがひらひらと風に舞う様子が、水面に波が立つようだと表現しています。愛する人を亡くした悲しみで、心が波立つのと似ているように思います。
亡き人を思うと、悲しみが波のようにくり返し押し寄せてきます。波紋は波紋を呼び留まることはありません。苦しみの尽きることのない不安に押しつぶされそうです。

現在、新型コロナウイルスの感染が拡大し人々の心は不安でいっぱいです。

愛する人を失った悲しみを抱えながら、不安な日々を過ごさなければならない辛さは如何ばかりでしょう。

NHKの「こころの時代」で清水真砂子さんが『ゲド戦記』の中の文章を紹介されていました。
“All the hope left in the world is in the people of no account.”

このような状況にあって、この世界に残された希望は私達一人一人の中にあり、希望を託されているのは名もなき私達一人一人なのだというのです。

私が亡き人を思うとき、失くしたくない想いがあります。共に生きた喜びと死別の悲しみ、それら全てを、たとえ辛くても失くしたくない希望を私は持っています。亡き人を偲ぶ時として、今を過ごそうと思います。
(M.S.)

「コラム」でスタッフからのメッセージ掲載

はすの会ホームページをご覧のみなさま

世界中が経験したことのないような事態が続いている中、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

現在の状態がいつまで続くのか予想をすることができません。しばらくの間、ホームページで開催状況をお知らせして参りたいと思いますのでご覧ください。
早く事態が終息し平常通りに定例会を行えるようになる日を待ち望んでおります。

さてこのような状況下で家から出る機会が少なく、どなたかとお話をする機会もきっと減り、愛する方を亡くされた悲しみをどうすればよいのか困惑されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

定例会にいらっしゃれる日まで生活をしていくヒントになるようなことをスタッフからお伝えしたく、こちらの「コラム」に掲載することにいたしました。
少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

2012年4月25日 産経新聞掲載記事

はすの会 新聞記事20120425

JR脱線7年 きょう追悼のつどい

遺族ら「はすの会」 心の傷支え合う

平成17年4月に兵庫県尼崎市で乗客106人が死亡、500人以上が負傷したJR福知山千脱線事故は25日、発生から丸7年を迎える。午前9時ごろからJR西日本主催の追悼慰霊式が尼崎のアルカイックホールで開かれ、事故発生時刻の午前9時18分に黙禱をささげる。午後からは遺族らが同ホールで「追悼と安全のつどい」を開き、JRに死の安全対策を点検・検証する第三者機関の必要性を訴える。

事故の遺族らは7年間、突然肉親を失った苦しみと向き合い続けてきた。大学1年の次女=当時(18)=を亡くした兵庫県宝塚市の夫婦は3月、家族を失った人の悲しみを受け止める「はすの会」を立ち上げ、「他の遺族の役に立ちたい」と願う。

事故の刑事責任をめぐっては、業務上過失致死傷罪で唯一、神戸地検に起訴されたJR西の山崎正夫前社長(68)に対する無罪判決が1月に確定した。同罪で検察審査会に強制起訴された元相談役、井手正敬被告(77)ら歴代3社長の初公判は7月に予定され、全員が無罪主張の方針を示している。

 

 

2012年3月 はすの会東大阪設立 読売新聞記事より

※2012年3月3日 読売新聞朝刊より

hasunokai-setsuritsu

家族失った人支えたい

JR脱線事故の遺族夫婦(宝塚)ら

あす団体設立

JR福知山線脱線事故で次女(当時18歳)を亡くした宝塚市の夫婦らが4日、家族を失った人を支える「グリーフケアワーカー」として支援グループ「はすの会」を設立、大阪府東大阪市で相談業務を始める。夫婦は大学の養成講座でケアに必要な専門知識を学んでおり、「少しでも多くの人の力になりたい」と話している。

グループをつくるのは事故で大学1年の次女を失った元会社役員の夫(62)と専業主婦の妻(57)ら。2005年の事故後、「話題にすると家が暗くなる」と気持ちを口に出さず、心にしまい込んでいたが、07年夏にグリーフケアの専門家、高木慶子さんとの出会いをきっかけに、09年か春から尼崎市の聖トマス大「日本グリーフケア研究所」(現・上智大グリーフケア研究所)の養成講座に通い始めた。

夫婦で2年間、臨床心理学や宗教別の死生観、ボランティア論を学び、病院や福祉施設での傾聴ボランティア実習も体験。妻はさらに専門コースで、終末期医療の患者らを相手に、より実践的な研修を積んだ。

会の結成は、共に講座で学んだ東大阪市の元中学校教諭・山下文夫さん(68)ら4人で「知識を社会に還元したい」と決意。「誰でも来やすい場所に」と、同市立青少年女性センター※で相談を受け付ける。

夫婦は「娘を亡くして初めて、家族を失って苦しむ人の多さを知った。悲しみにうちひしがれて苦しむ人と一緒に、少しずつ前に進んでいきたい」と話す。

相談会は原則第1日曜日に開催。参加費500円。

 

 

※2019年現在は会場が変更になっております。現在は東大阪市立市民多目的センターにて第1日曜日に開催しておりますのでご注意ください。

 

 

ご挨拶

はすの会は、ご家族を亡くして悲嘆の中にある方が同じような体験をした人たちと出会い、その悲しみ、苦しみ、寂しさや怒りなどを語り合う会です。その中でお一人お一人が何か大切なものを見つけて少しでも心が軽くなることを願って2012年3月に設立しました。あなたもその重荷をしばらくおろしてみませんか?

人の一生は「喪失体験の一生」と言われています。その喪失の中でも最も辛いのは愛する人の喪失ではないでしょうか。「なぜ?」「どうして?」という疑問や怒り、生き残っている罪責感などを抱え、「このような悲しみが他人にわかるはずがない」との思いから、つい孤立してしまう方々も少なくありません。

今あなたが抱えておられる悲しみや怒りや不安などを一人で悩むのではなく、あなたと同じような体験をされた方々と出会い、今のお気持ちをお話になってみませんか?その出会いの中で少しでも心が軽くなって、何か大切なものを見つけることができるかもしれません。

遺族会 はすの会のHPをリニューアルしました

遺族会はすの会のHPをリニューアルしました。

分かち合いの会についての問いあわせは以下のメールアドレスまたは電話で承っております。

■問い合わせ
メール:hasuno-kai@hasuno-kai.org
電話:080-8318-7933 ※電話の受付時間は 9時〜17時です。

活動予定 東大阪 

活動予定 神戸 

 

はすの会は2012年3月、上智大学グリーフケア研究所修了生によって設立されました。

JR西日本あんしん社会財団からの助成金で運営されています。※2019年現在

東大阪 2021年度 活動予定

■問い合わせ
メール:hasuno-kai@hasuno-kai.org
電話:080-8318-7933  ※電話の受付時間は 9時〜17時です。

■ 日 時
毎月第一日曜日(原則として)
午後1時10分~2時40分・・・子どもを亡くされた方
午後3時~4時30分・・・ご家族を亡くされた方

■ 場 所
東大阪市立市民多目的センター

地図(東大阪市立市民多目的センター)
住 所:大阪府東大阪市高井田元町1丁目2-13
電話番号 06-4307-4690

■ 交 通
JRおおさか東線「JR河内永和」駅、
近鉄奈良線「JR河内永和」駅下車、徒歩2分

■ 参加費
500円

■ その他
予約の必要はありません。直接会場へお越しください。
開催変更などのお知らせは東大阪市市民活動情報サイト「スクラムはーと」
ご覧下さい。

2021年度「はすの会」東大阪 開催予定日のご案内

■ 4月4日 *まん延防止等重点措置の適用により中止
(第一日曜日)
■ 5月2日 *まん延防止等重点措置の適用により中止
(第一日曜日)
■ 6月6日 *緊急事態宣言の再延長により中止
(第一日曜日)
■ 7月4日 *まん延防止等重点措置の適用により中止
(第一日曜日)
■ 8月1日 *まん延防止等重点措置の延長により中止
(第一日曜日)
■ 9月5日 *緊急事態宣言の延長により中止
(第一日曜日)
■10月3日 *再開しました
(第一日曜日)
■11月7日
(第一日曜日)
■12月5日
(第一日曜日)
2022年
■ 1月2日 *会場休館のため休会です
(第一日曜日)
■ 2月6日 
(第一日曜日)
■ 3月6日 
(第一日曜日)

会のきまり
・ご遺族の方ならどなたでもご参加頂けます。
・喪失悲嘆の心のケアのみを目的とします。
・特定の政治・宗教・営業活動は認めません。
・個人情報の守秘義務は必ず守り、参加者個人の詮索はしません。
・プライバシーは守られ、匿名での参加もできます。
お願い
・この場で話されたことは、他の所では口外しないで下さい。
・他の方は話されている時は、傾聴しましょう。
・皆様のお話を充分に聴くために、ときには、ファシリテイターが、
お話を中断することがありますのでご了承ください。

神戸 2021年度 活動予定

■問い合わせ
メール:hasuno-kai@hasuno-kai.org
電話:080-8318-7933 ※電話の受付時間は 9時〜17時です。

■ 日 時
毎月第四日曜日(原則として)
午後1時30分~午後2時50分・・・子どもを亡くされた方
                  自死で亡くされた方
午後3時10分~午後4時30分・・・ご家族を亡くされた方

■ 場 所
芦屋市民センター  市民会館 本館内

地図 芦屋市民センター
住 所:兵庫県芦屋市業平町8番24号  電話番号 0797-31-4995

■ 参加費
500円

■ その他
予約の必要はありません。直接会場へお越しください。

2021年度「はすの会」神戸 開催予定日のご案内
■ 4月25日 *まん延防止等重点措置の適用により中止
(第四日曜日)
■ 5月23日 *緊急事態宣言の延長により中止
(第四日曜日)
■ 6月27日 *まん延防止等重点措置の適用により中止
(第四日曜日)
■ 7月25日 *開催しました
(第四日曜日)
■ 8月22日 *まん延防止等重点措置の適用により中止
(第四日曜日)
■ 9月26日 *緊急事態宣言の再延長により中止
(第四日曜日)
■10月24日 *再開します
(第四日曜日)
■11月28日
(第四日曜日)
■12月26日
(第四日曜日)
2022年
■ 1月23日
(第四日曜日)
■ 2月27日
(第四日曜日)
■ 3月27日
(第四日曜日)

会のきまり
・ご遺族の方ならどなたでもご参加頂けます。
・喪失悲嘆の心のケアのみを目的とします。
・特定の政治・宗教・営業活動は認めません。
・個人情報の守秘義務は必ず守り、参加者個人の詮索はしません。
・プライバシーは守られ、匿名での参加もできます。

お願い
・この場で話されたことは、他の所では口外しないで下さい。
・他の方は話されている時は、傾聴しましょう。
・皆様のお話を充分に聴くためにファシリテイターがお話を中断する
ことがありますのでご了承ください。

芦屋市民センターへのご案内
電車をご利用のかた
JR「芦屋」駅より改札口を南に出て、西へ徒歩約7分
阪急電車「芦屋川」駅より改札口を南に出て、南へ徒歩約7分
阪神電車「芦屋」駅より改札口を北に出て、北へ徒歩約8分

バスをご利用のかた
阪急バス「業平橋」下車後、北へ徒歩約3分
阪神バス「芦屋川」下車後、北へ徒歩約1分

車(高速道路)をご利用のかた
阪神高速3号神戸線(国道43号線に繋がります。)
大阪方面からは「芦屋」出口で下りてください。
神戸方面からは「深江」出口で下りてください。