【水のこころ】
暑い毎日が続き、水が恋しい季節ですね、
詩人・高田敏子さんの『水のこころ』という詩をご存じでしょうか?
小学校5年生の国語の教科書に掲載されています。
水のこころ
高田敏子
水は つかめません
水は すくうのです
指をぴったりつけて
そおっと 大切に──
水は つかめません
水は つつむのです
二つの手の中に
そおっと 大切に──
水のこころ も
人のこころ も
「水」も「こころ」も掴むのではなく、そっと大切にすくい、つつむものと詠っています。優しさと愛おしさ、そして大切な方への思いを一滴もこぼさないように手の中にしまっておきたい気持ちが感じられます。
私たち「はすの会」のスタッフも、旅立たれた方を思うこころを大切に寄りそっていきたいと思います。(M)